置くだけクッションフロアとは?使い方や施工のコツも徹底解説!

置くだけクッションフロア 設置方法

部屋の印象をガラッと変えたいけど、リフォーム業者に頼むのは大げさすぎる・・・

そんなときにぴったりなのが「クッションフロアを置くだけ」のDIY方法です。接着剤を使わず、必要な道具も少ないため、DIY初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。特に賃貸住宅では、退去時に現状復帰が求められるため、簡単に取り外せるこの方法は重宝されます。

この記事では、クッションフロアの選び方から、置くだけ施工のコツ、ズレ防止の工夫まで、初心者でも安心して取り組める情報を詳しく解説します。

このページでわかること

  • 置くだけで使えるクッションフロアの特徴と選び方
  • 施工前に準備すべき道具や床の下準備の方法
  • 滑り止めやズレ防止のテクニック
  • 実際の施工手順と初心者でも失敗しないコツ
  • 暮らしに役立つクッションフロアの活用事例
目次

置くだけクッションフロアとは

部屋風景

置くだけクッションフロアとは、ビニール素材をベースにした柔らかい床材で、見た目はフローリングやタイルのような仕上がりですが、弾力性があり快適な歩行感を提供します。この床材は、耐久性、防水性、防音性に優れており、住宅だけでなく、商業施設や公共施設など幅広い場所で使用されています。

また、様々なデザインやカラーが揃っており、部屋のインテリアに合わせて自由に選ぶことができます。さらに、クッションフロアはクッション性が高いため、長時間立ち仕事をするキッチンや、転倒のリスクがある子供部屋でも安心して使用できます。

人気の理由

クッションフロアが人気を集めている理由は、その多機能性と使い勝手の良さにあります。

ポイント詳細
設置の簡便さ特に「置くだけ」タイプは接着剤や特殊な工具を必要とせず、誰でも手軽に設置可能。DIY初心者や賃貸住宅の住人に最適。施工後すぐに使用できる。
デザインの多様性木目調、石目調、タイル調など多彩なデザインやカラーが揃っており、どんなインテリアスタイルにも対応可能。部屋の用途や好みに合わせて選べる。
耐久性と機能性防水性が高く、水回りのスペースでも安心して使用可能。汚れや傷がつきにくく、日常の掃除が簡単。防音性があり、足音や物音を軽減。
クッション性高いクッション性により、長時間の立ち作業や子供が転倒しやすい場所でも安全。足腰への負担を軽減し、快適な住環境を提供。

これらの特徴から、クッションフロアは多くの人々に支持され、さまざまな場所で利用されています。

クッションフロアを置くだけで使う魅力と注意点

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クッションフロアを「置くだけ」で設置する方法は、DIY初心者や賃貸住まいの方にとって、手軽さと実用性の両立ができる魅力的な選択肢です。施工時に接着剤を使用しないため、床を傷つけずに模様替えができ、気軽に空間の雰囲気を変えることができます。ただし、ズレやめくれなどのリスクもあるため、事前の準備や対策が重要です。

設置が簡単とはいえ、床の状態や使用環境によってはズレやすくなることもあります。こうした点を踏まえ、しっかりと準備すれば、快適に長く使い続けられます。

置くだけでできる理由とその仕組み

クッションフロアが置くだけで使える理由は、素材の特性と構造にあります。裏面が滑りにくく加工されていたり、ある程度の重みがあったりするため、敷くだけでも安定しやすいのが特徴です。

特に賃貸住宅や短期間の模様替えに向いている理由は、床材を傷つけないことに加えて、取り外しが容易な点にあります。施工には接着剤を使用しないため、退去時にも元通りに戻しやすく、現状回復義務にも対応しやすい方法といえます。

最近では置くだけタイプに特化した製品も増えており、滑りにくさや耐久性に優れた仕様のものが選ばれるようになっています。

接着剤不要のメリットとデメリット

接着剤を使わない置くだけ施工には、多くのメリットがありますが、一方で気をつけたいポイントもあります。以下の表に、主な長所と短所をまとめました。

メリットデメリット
撤去が簡単で床を傷つけにくい人の出入りが多い場所ではズレやすい
初心者でも扱いやすい角がめくれやすくなることがある
施工道具が少なく済む完全に固定されないため安定感に欠ける場面も

短所については、環境や使用方法に合わせた工夫で補えるため、事前にリスクを把握しておくことがポイントです。

ずれ防止のための基本対策

置くだけ施工で気になるのが「ズレ」の問題です。これは日常生活の中での歩行や掃除機の使用、ドアの開閉によって起こりやすいトラブルです。その対策として、以下のような方法があります。

  • 滑り止めシートを敷く
    ↳クッションフロアと床との間に挟んで摩擦力を強化
  • 両面テープを端に使用する
    ↳目立たない場所で固定し、めくれを防止
  • 家具で抑える配置にする
    ↳ズレやすい場所を家具で押さえて動きを抑制

特に玄関やキッチンなど動線が集中するエリアでは、滑り止め対策をしておくと、見た目も快適さも両立できます。

置くだけクッションフロアの設置方法

「置くだけ」クッションフロアの設置方法は、簡単で手軽に行えるため、DIY初心者にも最適です。

このタイプのクッションフロアは、特別な接着剤や工具を使用せずに床に敷くだけで設置できるため、賃貸住宅や一時的なリフォームにも向いています。

準備するもの

設置を始める前に、必要な道具と準備を確認しましょう。必要なものは以下の通りです。

  • メジャー(巻尺)
  • カッターナイフ
  • スチール定規またはカッティングガイド
  • 両面テープ(必要に応じて)
  • クリーニングクロスと中性洗剤

下準備のやり方

まずはクッションフロアを敷く前に、床面をしっかりと清掃しましょう。ホコリや汚れが残っていると、クッションフロアがしっかりと設置されない場合があります。

その後、設置する場所の寸法を正確に測定し、クッションフロアを適切なサイズにカットします。カッターナイフと定規を使ってまっすぐにカットすることが重要です。

手順

STEP
位置合わせ

カットしたクッションフロアを設置場所に合わせ、全体の位置を確認します。この時点で、必要に応じて微調整を行います。

STEP
敷設

クッションフロアを少しずつ敷いていきます。端から順に丁寧に敷き、気泡が入らないように注意しながら押し広げていきます。必要に応じて両面テープを使用し、しっかり固定します。

STEP
カット

壁際やコーナー部分に合わせて、余分な部分をカッターナイフでカットします。この時も定規を使ってまっすぐにカットするように心掛けます。

STEP
最終チェック

全体を確認し、隙間や浮きがないかをチェックします。問題があれば、再度調整します。

失敗しないためのコツ

  1. 床面の清掃を徹底する:設置前の床面が清潔であることは、クッションフロアの密着性を高めるために非常に重要です。
  2. 正確な測定:測定とカットの精度が仕上がりに大きく影響します。測定は慎重に行い、必要ならば何度も確認するようにしましょう。
  3. 気泡を除去する:敷設中に気泡が入らないように注意し、入ってしまった場合は押し出して除去します。
  4. 両面テープの活用:必要に応じて両面テープを使用すると、固定力が増し、ズレにくくなります。

「置くだけ」クッションフロアは簡単に設置できるため、少しの工夫と準備で誰でも美しい仕上がりを実現できます。次は、設置後のメンテナンス方法と注意点について見ていきましょう。

置くだけクッションフロアの注意点

床

クッションフロアは、設置後のメンテナンスが非常に簡単で、長く美しい状態を保つことができます。ここでは、日常のお手入れ方法と、クッションフロアを長持ちさせるためのコツ、そしてよくあるトラブルとその対処法について説明します。

日常のお手入れ

クッションフロアの日常のお手入れは簡単で、特別な清掃道具や方法を必要としません。

  1. 掃除機でのホコリ取り:日常の掃除には、掃除機を使ってホコリや小さなゴミを取り除きます。クッションフロアは耐久性があるため、通常の掃除機で問題なく掃除できます。
  2. 中性洗剤での拭き掃除:汚れが気になる場合は、中性洗剤を薄めた水を使って拭き掃除をします。柔らかい布やモップを使用し、優しく拭き取るようにします。洗剤が残らないよう、最後にきれいな水で再度拭き取ることが重要です。
  3. 定期的なメンテナンス:月に一度程度、ワックスや保護剤を使用して表面を保護すると、光沢が長持ちします。クッションフロア専用の製品を使用することをお勧めします。

よくあるトラブル

部分的に浮いたり剥がれたりした場合は、両面テープや専用の接着剤を使って補修します。浮いている部分を持ち上げ、接着剤を薄く塗って再度押し付けます。

また、小さな傷やへこみは、熱で修復することができます。ドライヤーで傷やへこみ部分を温め、柔らかくなったら木製のスプーンなどで平らにします。その後、冷めるまで重しを乗せておくと良いでしょう。

万が一、頑固な汚れがある場合は、クッションフロア専用のクリーナーを使用します。中性洗剤で落ちない場合でも、専用クリーナーなら効果的に汚れを落とすことができます。

クッションフロアと他の床材の違い

クッションフロアは、フローリングやカーペット、タイルなど、他の床材と比較して多くのメリットがあります。クッションフロアと他の床材との比較を下記表にまとめました。

スクロールできます
比較項目メリットデメリット
フローリング柔らかいため足腰への負担が少なく、快適な歩行感が得られる。防水性が高く、キッチンやバスルームでも安心して使用可能。メンテナンスが簡単で汚れや水を簡単に拭き取れる。防音性があり足音が響きにくく集合住宅に適している。見た目や質感がフローリングに比べてやや劣る場合があり、高級感を求める場合には不向き。
カーペット掃除が簡単で、汚れやすいカーペットに比べて衛生的。アレルギーの原因となるダニやホコリが溜まりにくく、アレルギー体質の人にも適している。耐久性が高く、長期間使用しても劣化しにくい。カーペットのような温かみや柔らかさはない。
タイルクッション性があり、足腰への負担が少ない。冬場でも冷たく感じにくく快適に過ごせる。設置が簡単でDIYでも手軽に施工できる。タイルのような硬さや耐久性はない。

これらのメリットとデメリットを考慮して、クッションフロアが自分のニーズやライフスタイルに合っているかどうかを判断することが重要です。

置くだけクッションフロアの使用例と口コミ

クッションフロアの実際の使用例とレビューは、選択や設置を考えている方にとって非常に参考になります。ここでは、実際にクッションフロアを使用した部屋のコーディネート例や、ユーザーの声と口コミを紹介します。

実際の部屋のコーディネート例

木目調のクッションフロアを使用したリビングルームは、暖かみのある自然な雰囲気を演出しています。家具やインテリアとの調和も取りやすく、快適な空間を提供します。特に、クッション性があるため、子供が遊んでいても安心です。

足への負担が少ないため、長時間のくつろぎタイムにも最適です。また、掃除がしやすく、汚れが目立ちにくいです。

ユーザーの声と口コミ

弊社のお客様から寄せられたクッションフロアに関する口コミを一部ご紹介します。

ポジティブな口コミ

埼玉県 30代 女性:「リビングルームに木目調のクッションフロアを敷きました。見た目が本物の木のようで、とても気に入っています。設置も簡単で、DIY初心者の私でも短時間で完了しました。」

神奈川県 50代 男性:「キッチンにタイル調のクッションフロアを使用しています。防水性が高く、お手入れがとても楽です。毎日の料理が快適になりました。」

大阪府 30代 女性:「子供部屋にカラフルなクッションフロアを敷きました。子供たちが転んでも安心ですし、防音性が高くて、下の階の住人にも迷惑をかけずに済んでいます。」

ネガティブな口コミ

東京都 20代 男性:「見た目は良いのですが、重い家具を動かすときに傷がついてしまいました。もう少し耐久性が欲しいですね。」

福岡県 30代 女性:「長期間使用していると、日当たりの良い部分が少し色あせてきました。日差しの強い部屋には、定期的なメンテナンスが必要だと感じました。」

まとめ|クッションフロアを置くだけで暮らしを快適に

この記事では、「クッションフロアを置くだけ」で部屋をおしゃれに変える方法について、選び方から施工手順、ズレ防止の工夫まで詳しく紹介してきました。接着剤を使わない施工法は、賃貸住宅でも安心して使えるうえ、DIY初心者でも取り組みやすいという利点があります。

設置前の下準備や必要な道具の確認、滑り止め対策といった基本を押さえておけば、見た目の美しさを保ちながら快適な暮らしが実現できます。また、キッチンやトイレ、玄関など小スペースでの活用や、季節ごとの模様替えにも応用が利くため、ライフスタイルに合わせた使い方が可能です。

実際にクッションフロアを敷く際には、床面の掃除を丁寧に行い、ずれ防止の工夫を施したうえで、道具を使いながら丁寧に施工することが重要です。使い始めたあとも、メンテナンスを怠らなければ長く快適に使えます。

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1位:REUM

2位:ペットリフォーム研究所

3位:renovy

【本サイトの執筆者・監修者】

武藤 雅則
施工歴20年
大型施設の施工も担当

武藤 雅則

武藤 雅則(むとうまさのり)。1982年生まれ。東京都出身。

高校卒業後、主に賃貸物件の施工を担う会社に就職。大型ショッピングセンターや複合施設など、誰もが知る施設の施工も担当。

現在はREUMに所属し、主に住居用の賃貸物件に対して"原状回復可能な"施工を手掛ける。

本サイトの執筆者・監修者

武藤 雅則
施工歴20年
大型施設の施工も担当

武藤 雅則

武藤 雅則。1982年生まれ。東京都出身。

高校卒業後、主に賃貸物件の施工を担う会社に就職。大型ショッピングセンターや複合施設など、誰もが知る施設の施工も担当。

現在はREUMに所属し、主に住居用の賃貸物件に対して"原状回復可能な"施工を手掛ける。

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